焼肉業界が騒然!【ちゃん系焼肉】ってなんだ??

大阪発の【焼肉やっちゃん】が売れまくってる理由とは?

みんな大好きな焼肉ですが、2023年7月時点のデータによると、焼肉チェーン店の店舗数は2,976店舗です。これは、前年比3.48%増となっています。

都道府県別に店舗数が多い順はこちら♪

  1. 東京都:1,103店舗
  2. 大阪府:435店舗
  3. 愛知県:346店舗
  4. 神奈川県:270店舗
  5. 埼玉県:223店舗

焼肉チェーン店以外にも、個人経営の焼肉店も多く存在します。

これらの店舗を含めると、日本全体の焼肉店の数は数万店舗に達すると推定されます。

 

記事の内容

 

焼肉店の店舗数1位はどこですか?

焼肉チェーン 店舗数ランキング(上位30)をしらべてみると、2022年7月時点のデータに基づいた、焼肉チェーンの店舗数ランキング(上位30)は

30位:焼肉・ホルモン 十八番 

29位:焼肉・ステーキけん       

28位:焼肉酒場 炭火焼肉なかはら   

27位:焼肉レストラン 太平燕      

26位:焼肉のくいしん坊        

25位:焼肉あみやき亭         

24位:徳寿              

23位:焼肉一番地          

22位:焼肉ホルモン道場        

21位:298円焼肉 たか        

20位:焼肉どんどん          

19位:叙々苑 游玄亭

18位:焼肉大将軍

17位:炭火焼肉 たかさご

16位:梵

15位:焼肉ジャンボ

14位:焼肉一番カルビ 

13位:いろりダイニング 四季彩

12位:スタミナ苑

11位:旺盛苑

10位:焼肉トラジ

9位:ひとり焼肉 四十八番

8位:わくわく広場

7位:焼肉ライク

6位:炭火焼肉なかはら

5位:叙々苑

4位:安楽亭

3位:七輪焼肉安安

2位:焼肉きんぐ

1位:牛角

 

◎焼肉食べ放題業界で1位はどこですか?

焼肉食べ放題チェーンの中で、今最も勢いのあるブランドが「焼肉きんぐ」です。

市場においては比較的後発でありながら店舗数は300を超え、770億円の売上で「焼肉チェーン店売上高シェアランキング」の1位を獲得しています。

(出典:富士経済「外食産業マーケティング便覧2023」)

 

焼肉をよく食べる県はどこですか?

2022年における10万人あたりの焼肉・ホルモン店の登録件数の多い都道府県は、1位が石川県、2位が福井県、3位が鳥取県となりました。 続く4位には大分県がランクインし、この上位4県は2020年から3年連続で順位を維持しています。

 

日本一焼肉店が多い県はどこですか?

その街の正体は、長野県南部にある飯田市。 なんとこの地域では、人口1万人あたりの焼肉店の数が全国で最も多いとされ、「日本一の焼肉街」と称されるほど、焼肉文化が根付いています。

 

焼肉の消費量は日本一はどこですか?

焼肉(外食)支出金額のトップは静岡県の9583円、次いで愛知県の9280円、山口県の8833円。 ちなみに最低金額は沖縄県の1910円。

トップの静岡県と比較すると1/5程度でしかない。 静岡県の支出金額が高いのは、静岡県の黒毛和牛ブランド「しずおか和牛」が影響しているのだろうか。

 

◎今、ちゃん系焼肉が大ブーム?!

繁華街を歩いていると、スナックのような店構えが見えます。

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お店の中に入って見ると、ちいさな店内に人がビッシリ!

カウンター席だけで満席になっています。

店員さんはカウンターの中でお肉を切っています。それをすぐ目の前にいるお客さんに出すと、お客さんはそれをカウンターにある焼き台で焼いて食べています。

 

焼肉やっちゃんを経営している三島コーポレーションの三島社長に売り上げを聞くと「良いときで月商1,150万円くらい」

なんと、たった8坪しかないお店ですが、月商が1,150万円です!

ということはつまり、坪月商143万円です。これはまさに、怪物店です!

三島社長はこのスタイルの焼き肉店をトータルで、18店舗経営していて全店舗の売り上げはなんと!10億円!!

◎あるジャンルのマネをして儲かるようになった、そのジャンルとは?

では、なぜたった8坪しかないような焼肉やっちゃんがそんなに儲かっているのでしょうか?

三島社長は「焼肉とはまったく関係のない、あるジャンルのお店の儲かりテクニックを駆使している」と言うのです。

焼肉とは関係のない、あるジャンルというのが気になりますがそれはなんと、ラーメン屋さんの形をマネして焼肉やっちゃんのスタイルにしているのです。

一体どういうことなのか?詳しく聞いてみると、

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「たぶん、これ見ていただけるとわかると思うんですけど、これ、ラーメン屋さんかな?って思ってお客さんが入ってくるじゃないですか?形だけ見たら。

ラーメン屋さんも直線よりも、L字とコの字を好みますんで。」

たしかに言われてみると上の写真にあるような、まさにラーメン屋さんと同じ作りになっているのです。

焼肉やっちゃんでは、全店でこのL字型やコの字型にしているのです。

 

◎焼肉屋さんがラーメン屋さんの店内の形にすると儲かる訳とは?

でも、なぜ焼肉屋さんでラーメン屋さんの形にするだけで儲かるのか?気になってしまいます。

三島社長は「ラーメン屋さんと同じことがやりたかったんですね、最初。とにかく回転率を上げていく。」

三島社長が狙ったのは、ラーメン屋さんのような回転率のお店だったのです。

 

1.カウンターのメリット

カウンター席だけなので、店員さんがカウンターの中からそのままお客さんにお肉を出せる、つまり提供のスピードが尋常じゃないくらい早いのです笑

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2.お肉にも儲かる仕掛けがあった?!

焼肉やっちゃんでは、お肉にも回転率UPの儲かる仕掛けがあるということなのですが、それは一体何なのでしょうか?

焼肉やっちゃんではお肉1人前220g。一般的な焼肉屋さんだと1人前80~100gなので

ほぼ2倍の重さになっていて、お肉が超厚切りなのです。

これがなぜ儲かるのか?と言うと、お客さんにお肉を出す回数が半分になるのでスピードアップになるのです。

 

焼肉やっちゃんはラーメン屋さんにヒントを得た、焼肉回転率アップ作戦が見事に大成功したという訳だったのです。

普通の焼肉屋さんが2回転すればいいところ、焼肉やっちゃんは多いときではなんと!5回転もしちゃうのです。

三島社長は「ラーメン屋さんをもちろんモデルにはしてますけど、回転率は同じだと思います。でも単価の面では、焼肉のほうが圧倒的に高いです。」

三島社長が言うように、客単価はラーメン屋さんと比較すると5~6倍になるのです。

ラーメン屋さんと同じ回転率なのに、客単価は普通の焼肉屋さんと同じ5,800円なのです。

焼肉屋酸なのにカウンター席だけにするという、斬新なアイデアで儲かっているのです。

 

◎焼肉やっちゃんのビジネスモデルが日本中に急増中?!

この焼肉やっちゃんのビジネスモデルが今、日本中にどんどん増えていて関西地区の焼肉たくちゃん、焼肉屋恒ちゃん。関東地区では、焼肉屋あいちゃん、あらちゃんなどスゴイ勢いです。

みんな店名に「ちゃん」が付くので、ちゃん系焼肉として今、話題沸騰中なのです。

 

◎「ちゃん系焼肉」のさらなる儲かりポイントとは?

さらにこのちゃん系焼肉のスタイルには、他にもまだまだ儲かるポイントがあるのです。

それは、人件費が少なくて済むということです。

たった8坪で14席のちいさなお店なので、従業員が2人いれば十分に回せるのです。

普通の焼肉屋さんの人件費率を調べてみると28~34%なのにたいして、焼肉やっちゃんの場合はたったの9%しかありません。

普通の飲食店の約3分の1なのです。

つまり人件費が抑えられると言うことは、その分お肉にお金をかけられるということなのです。

そんな焼肉やっちゃんの1番人気は、おきゃくさんのほとんどが注文をするという、上タン塩1人前2,420円。

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これを食べたお客さんは

「今まで食べたタンの中で、1番美味しいなって言いながら食べてました。タンの新しい世界の扉を開きました。」

「ちょっとこれ…ほんまに涙が…久しぶりい美味しいわ!」と、大絶賛でした。

 

もしかしたらこういうスタイルの焼肉屋さんが、今後日本中に増えていくのかもしれません♪

 

※がっちりマンデー!を参考に記事を書いています。