片岡愛之助さんの出身と高校が知りたい
片岡愛之助さんは、1978年(当時6歳)で子役として活動を開始しました。
1番最初に歌舞伎に出たのが6歳でした。
愛之助さんの祖父が船のプロペラを作る会社をやっていて、そこに生まれたお孫さんでした。
会社と家が同じ敷地内にあり、大人よりも大きな船のスクリューを作っていたことで、大きなダンプカーが何度も行き来していた場所で、外で遊ぶのが危ないというので妹さんと家の中でずっと遊んでいました。
その頃、父親が新聞で「松竹芸能 子役募集」というのを見つけて、子ども同士のふれあいのために応募したのです。
そしてオーディションに行ったところ、たまたま受かったと言います。
そこから週に1回大阪に行き、発声練習やお芝居を作って劇をやっていると松竹さんが子供たちにたいして、
「あなた、テレビ出ませんか?」
「あなたは舞台に出ませんか?」
と聞かれる中、愛之助さんは1番最初にもらったお仕事はNHKの『欲しがりません、勝つまでは』に出たのです。
その次に「歌舞伎に出てみませんか?」と聞かれたのです。
歌舞伎に出てみると、面白さに気づきました。
楽屋に入るとみんな男なのに白く塗って、女性の役になる。
私は今愛之助という名前なんですけど、1981年(当時9歳)の頃は十三代目片岡仁左衛門さんの部屋子になります。
そのときの名前が片岡千代丸でした。
部屋子というのはいわゆる特別待遇というもので、普通入ったら大部屋さんって50人くらいいるお弟子さんから昇進してっていう感じなんですが、名題さん扱い、歌舞伎って名題試験というものがありまして、最初はセリフがいただけないんですが試験には実技と筆記がございまして、それに受かってその名題さんのクラスに入れていだたけるのが部屋子です。
家を継がないことに父親の反対はなかったの?
長男だったんですが実家の父はやりたいことをやらせたかったらしく、
「役者になりたければ、やればいいじゃない?もし向いてなかったら、辞めて大学に行って家を継ぎなさい」
と言われるのです。
私が18くらいの頃、千代丸って子供の名前なのでそろそろ大人の名前を…ってことで、
「愛之助って名前があるから、これをあなたが継ぎなさい」
と言われたんですが、愛じゃないですかww
19の僕としては「女の子みたい…」ってなるんですね笑。
でも言えないじゃないですか?そんなことww
「ありがとうございます」と頭を下げて、いただきました。
でもこの名前は私で6代目なんですよ。
養子にたいしてご両親はどう思った?
苗字が変わっちゃう訳ですからね。
二代目秀太郎のほうから「両親に相談してきなさい」と紙を渡されて、父親はそれをにらんで、愛之助さんは「反対されるんだろうなぁ…」と思っていると、1.2分考えて
「よしっ!行ってこい」
そんな早いの??と思ったんですが、「もう、いいんですか?」と母親に聞いたら、右に同じみたいな。
「オレ、嫌われてたのかな?」って笑
その後「愛之助さんになったんですか?」と聞かれたことがあって「それ、どういう意味ですか?」と聞くと、老け役=愛之助というイメージだったのです。
その名前を継いじゃったみたいな。僕は知らなかったんです。
舞台での失敗はありますか?
舞台は生ものですからね、ドラマなら「もう1回すみません!」と言えますけど。
でもそれが舞台の醍醐味でもありますけど、たくさんありますよ。
早変わりってあるじゃないですか?そのときは12役の早変わりをやっていたんです。
常に着替えてるので痩せていくんです。舞台は3時間半くらいですから。それを2回とかなんで。6,7時間出っ放しなので、うまいこと早変わりの衣装ってできてまして、マジックテープなんです。
数十秒で着替えないとトチっちゃうんですけど、痩せてくるとマジックテープの位置がズレちゃうんです。
そして、舞台の中央にプールがあって本物の水が入ってるんです。そこに飛び込んだら衣装が脱げてしまった…ということがありました。
舞台を見るなら何日目がおすすめ?
まず初日に見ていただくのがおすすめです、新鮮な感じなので。
初日に見ていただくと緊張感があります。
ちょっとした間があると「オレ、こんなとこでセリフあったっけ?」と焦るんですよ笑
いろんな意味での緊迫感があります。
そして中日くらいで落ち着いてきたりして、千秋楽にもう1回見ていただくとリピーターの方も多いので盛り上がるんじゃないかと。
3回見ていただいたら楽しいかと。あと見る場所ですよね。
ポジションを変えたほうが面白い。
1階のすぐ前で見たいなという人もいらっしゃいますけど、実は2階や3階の上で見たほうが立ち回りとかすごい面白い形になってたり。
だから、場所も変えて見ていただきたい。
愛之助さんの出身と高校はどこ?
まず本名は片岡寛之(ひろゆき)さんで、1972年3月4日生まれ。
出身は大阪で、高校は大阪府立信太高校です。
ドラマ「半沢直樹」でおねえ言葉の金融庁エリート役を演じて注目を浴びました。
※「ぽかぽか」を参考に記事を書いています。