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墓じまいをすると災いが起きる!?
今回は「墓じまい」について考えてみましょう。
そもそも墓じまいとは、今あるお墓を解体してお骨を他の場所に移すことです。
お墓を継ぐ人がいない…遠くてなかなかお墓参りに行けない…など。
さまざまな理由で近年、墓じまいをする人が増えているんです。厚生労働省の調査によると、10年前に比べて2倍近くになっているのです。
墓じまいを街の人たちはどう思っているのでしょうか?話を聞いてみましょう♪
記事の内容
墓じまいで災いが起きる以前に、お墓参りをする人が減っているほうが問題!?
墓じまいという言葉も知らなかったので、そもそもどういうことから始めるのか?
(50代女性)
今(お墓に)あるお骨とか、そういうのがどうなっちゃうんだろう?(墓じまいをすると)ご先祖様から怒られちゃいそうですね。(60代女性)
どうやって墓じまいをしているのか?実際(墓じまいを)やろうとしたことがなかったので、工程も分からないし…そもそも誰に言うのか?親戚でどう相談するのか?とかも分からない。(30代女性)
墓じまいについて一緒に考えてくださるのは、シニア生活文化研究所 代表理事で様々な
大学で死生学を教える、小谷みどりさんです。
●お墓どうしたら?事典
Q:墓じまいをする人が増えてきているのですが…
小谷:この10年間で2倍に近くに増えてきているんですよね。
生まれ育った場所で一生を終えるって方が少なくなってきてますよね、先祖のお墓がすごく遠いところにあるから、なかなかお墓参りが行きづらいっていう方もいらっしゃいますし、それから子供がいらっしゃらない方、シングルの方も増えてますよね?
いてもアメリカに住んでいるからお墓参りができない…って方もいらっしゃいますしね。
そもそも核家族化が進んだので、最近の若い人たちって「おじいちゃんおばあちゃんは家族じゃない!」って言うんですよ。
親戚って言うんですよ。一緒に住んだことがないから。
そうすると、遠いところにあるおじいちゃんおばあちゃんのお墓参りにお金と時間をかけて行くか?っていうと、なかなか難しい時代ですよね。
墓じまいの遺骨の移動の前に、どんなお墓が多いのか知りたい?
縦長の墓石で先祖代々の墓とか、〇〇家とか書いてあるお墓が多いですよね。あれって墓石の下にいっぱい骨壺を安置しているわけですね。
火葬になってから誕生した新しいお墓なんですね。でもこれって、子どもや孫がどんどん引き継いでいかないといけないっていう形態のお墓なんですね。
それが今、引き継ぐ子供や孫がいない人はどうなるのか?という問題があるんですよね。
墓じまいはホントに災いが起きるの?必要な書類は?墓じまいについて知りたい
墓じまいって何から始めたらいいか?教えてほしい。(50代女性)
小谷:カンタンに言うと墓じまいは「実家の引っ越し」と同じような手順になります。
墓じまいの進め方は、
①親族の合意を得る
地方であればあるほど、親族のお墓がみんな同じ場所にあるって方がいらっしゃいますでしょう?
そうすると1つのお墓だけどこかへ持っていくと、「家が途絶えるんじゃないか?」とか「不吉なことが起きるんじゃないのか?」みたいなことを言いだす方もいらっしゃるので、親族の合意を得るっていうのは大事ですね。
②お骨の引っ越し先を決める
遺骨の移転先が決まらないと、役所に書類を出せないんですね。引っ越し先が決まってないといけないので、でも散骨をする場合には改葬許可証はいらないんですけど、遺骨を移転する新しい受け入れ先が見つからないとこの手続きができないんです。
人間が引っ越しするのと同じような手続きですよね。
役所に提出する改葬許可証には、今ある墓地の管理者の印かんと引っ越し先の管理者の印間の2つが必要なんです。
Q:墓じまいでの遺骨の移動について。新しいお墓が買えなくて、移転先が決まらない場合、家に置いておくのは大丈夫?
小谷:大丈夫です。遺骨を家に安置するのは大丈夫です。
そして改葬許可証は人数分の枚数が必要になります。お参りできなくて放置されるのであれば、近くに持ってきてお参りしてあげるほうが、亡くなった方のことを思えば。
③役所に書類を提出する
④お骨を取り出す
⑤お墓の解体
⑥引っ越し先に納骨など
墓じまいの費用は?
全国石製品協同組合によりますと1㎡の墓地にある墓石の解体処分費用というのは、20~30万円程度です。
お寺にお墓がある場合というのは、お布施や檀家を離れる際の離断料がかかる場合があります。
お寺にお墓があるなら、お寺さんとよく相談して決める必要があります。
墓じまい後の遺骨の移動について
手続きをするときに、新しい引っ越し先が決まっていないといけないので、例えば田舎のお墓を東京の霊園にもってきて新しくまたお墓を建てられる方もいらっしゃいますし、あるいは共同のお墓、例えば東京都民であれば誰でも入れますよってお墓が都立霊園にありますから、そういうところに入れるって方もいらっしゃいます。
それから自宅に安置したり、散骨をするって方もいらっしゃいます。納骨堂に入れるって方もいらっしゃいますね。
お墓は掃除が大変です。だけど納骨堂だったら掃除しなくていいので。
最近は都内にも納骨堂がたくさん出ていて、お骨ごとにロッカーが割り振られているロッカー式の納骨堂が多いです。
それとは違って、専用のICカードをかざすとお骨が参拝スペースまで自動的に運ばれてくる、自動搬送式納骨堂もあります。
その他、本の中にお骨を安置し持ち運びができる書架式(ブックタイプ)の納骨堂もあるそうです。
また、納骨堂とは異なるのでお骨を預けることはできませんが、インターネットの仮想空間で弔う「メタバース霊園」というのもあります。
メタバース霊園とは?(パソコンやスマホを使い、バーチャル空間でお墓参り、葬儀、法要などができる)
※「中居正広の土曜日な会」を参考にしています。
まとめ
墓じまいをすることで災いがあるかどうか?よりも、ご先祖様のお墓にたいして私たちが悩むということが大切なのです。
つまり、故人にたいして考える機会を持つということが何よりも大切なことではないでしょうか?
●テレビ朝日系スーパーJチャンネルでも紹介されました♪
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