牛肉の値上げは円安の影響だけなの!?
焼肉の定番と言えば「カルビ」。
ある焼肉店では輸入肉の仕入れ値が、国産を大きく上回ってしまっていると言います。
お店の店長は…
10年前に比べたら、輸入肉の原価が1000~2000円も上がっている。だからこっちも上げざるを得ないです…考えられないですよね。肉屋さんも言ってます、あり得ないことだって。
この店では、今年のアメリカ産カルビの仕入れ値が1kgあたり5000円台。
(2016年は3000円台でした…)
およそ10年前に比べると1.5倍以上、値上がりしているのです…
一方、国産のカルビはそれほど変わらず4000円前後で推移しているので、輸入と国産の逆転現象が起きてしまっているのです。
店長:ずっと輸入肉を使っていたんですけど、カルビに関しては。
国産牛のほうを使いだして、そちらのほうが質はいいのに安いんですよね。
私たち消費者だけでなく、肉を提供してくれるお肉屋さんでさえあり得ない状況という異常事態は、やはり円安の影響なのでしょうか?
実は円安はもちろんのこと、中国や韓国が輸入肉を高く仕入れることにより、日本が買おうとしても買えないという、「買い負け」という状態になっていて肉が手に入りにくくなっていることも理由にあるというのです。
それだけでなく、物価高なども影響していてお店側としてはできれば値上げはしたくないものの、そうせざるを得ないメニューもあると言います。
店長:値段が高過ぎたらお客さんは遠のきますよね、足がww
だからお客さんの立場になって、ちょっとでも安く提供できればな、と。正直、先のことは分からないので、なるようにしかならないなと…
スーパーでは牛肉を減らして〇〇を置いている!?
この値段の高騰はお店側だけでなく、もちろん私たちにも降りかかってきます。
スーパーのお肉売り場では、牛肉の販売スペースを減らしているというのです。
広島にあるスーパーでは、牛肉の売り場を全店で縮小。その代わりに、豚や鶏肉を増やしたといいます。
さらに鶏肉に関しても、ここでも円安の影響でブラジル産の鶏肉ではなく、国産のみに絞ったといいます。
スーパーに来ていた買い物客は…
国産じゃないほうを買っていたけど、値段がそんなに変わらないならやっぱり国産を買おうかなってww
牛肉なんかは特に味が違うなと思っています。やわらかさとか。
3人の子供を持つ母親は…
食費を抑えないとww 食べ盛りなんで。とにかく安くてボリュームのあるお肉を選びがちになってしまって。なかなか牛肉とかは手が出せない状況ですね。
円安の影響を受けてない、値段が変わっていないものを買ったりとかはしてますね。
円安の影響により、食べ盛りのお子さんを抱える母親はどんな献立を考えるか?よりも、円安の影響を受けていなくてボリュームのある食材を探さなければいけない…という大変な状況になっているのです。
今後も円安の先行きは不透明で、ミートショックの影響はさらに広がってしまうのでしょうか…
※こちらを参考に記事を書いています。
https://www.youtube.com/watch?v=z75z1JcZBPI
●60種類以上の豊富な味・フレーバーが特徴的。