映画【恋を知らない僕たちは】相関図まとめ キスシーンはあるの?

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映画「恋を知らない僕たちは」の複雑な恋の相関図をまとめてみた

『恋を知らない僕たちは』は、水野美波による人気少女漫画で、集英社のマーガレットコミックスから刊行されています。

物語は中学2年生の英二直彦の学校に、英二の小学校時代の友人であるが転校してくるところから始まります。

3人の間に新たな関係が芽生え、青春の痛みとときめきを描いたクロスラブストーリーです。

累計発行部数は120万部を超え、映画化もされています。

 

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記事の内容

 

■漫画「恋を知らない僕たちは」のあらすじ

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「恋を知らない僕たちは」は、水野美波による人気少女漫画で、高校生たちの複雑な恋愛模様を描いた青春ラブストーリーです。

物語は、中学2年生の相原英二別所直彦の親友関係から始まります。

英二は幼馴染の汐崎泉に密かに思いを寄せていますが、泉は直彦と交際を始めます。

この三角関係が物語の中心となり、彼らの友情や恋愛が試されることになります。

物語が進むにつれて、英二は泉への想いを抱えながらも、直彦との友情を大切にしようとします。

しかし、泉が引っ越した後、直彦と泉は遠距離恋愛を始めます。

英二は新しい友達である瀬波太一や池澤瑞穂と関わりながら、自身の感情に向き合うことになります。

高校に進学した後、泉が再び英二たちの街に戻ってくることで、彼らの関係はさらに複雑化します。

直彦と泉の関係が続く中で、英二は小春という新たなキャラクターとも関わりを持ち、彼女との恋人ごっこを通じて自分の気持ちを整理していきます。

物語は、彼ら6人の高校生たちがそれぞれの恋愛に向き合いながら成長していく様子を描いています。

最終的には、各キャラクターが自分の気持ちに正直になり、それぞれの恋愛がどのように展開していくかが見どころとなっています。

この作品は、友情や恋愛のもつれをリアルに描写し、多くの読者に共感を呼ぶ内容となっています。

 

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■「恋を知らない僕たちは」のキャストや登場人物について

映画『恋を知らない僕たちは』は、水野美波による人気少女漫画を原作とした青春ラブストーリーで、2024年8月23日に公開されました。

この映画のキャストと登場人物は以下の通りです。

 

 

この映画では、各キャラクターがそれぞれの恋に向き合う姿がリアルに描かれており、観客に共感を呼ぶ内容となっています。

特に、英二と泉、直彦との三角関係が物語の核となり、各キャラクターの成長や葛藤が描かれています。

 

 

■映画「恋を知らない僕たちは」はいつまで?上映時間は?

映画「恋を知らない僕たちは」は、2024年8月23日に公開され、上映時間は111分です。

この映画は、人気少女コミックを原作とした青春ラブストーリーで、主演にはなにわ男子の大西流星が起用されています。

物語は、中学からの親友である英二と直彦、そして彼らの幼馴染である泉を中心に展開し、複雑な恋愛模様が描かれています。

上映終了日は2024年9月26日とされていますが、具体的な劇場によっては異なる場合がありますので、事前に確認することをお勧めします。

 

■映画「恋を知らない僕たちは」の主題歌について

映画「恋を知らない僕たちは」の主題歌は、なにわ男子「コイスルヒカリ」です。

この楽曲は映画のために特別に書き下ろされ、恋のもどかしさや感情の揺れ動きをテーマにしています。

疾走感のあるメロディーとキャッチーなサビが特徴で、映画のストーリーと深くリンクしています。

主演の大西流星は、この楽曲について「恋のもどかしさが丁寧に描かれているので、僕たちも歌詞に寄り添って歌わせていただきました」とコメントしています。

映画は2024年8月23日に全国公開され、主題歌「コイスルヒカリ」は8月28日にリリースされました。

この楽曲は、映画の中で重要な役割を果たし、登場人物たちの恋愛模様や友情の複雑さを引き立てるために作られています。

映画の予告編でもこの曲が使用され、映像とともに物語の感情をより一層引き立てています。

 

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■「恋を知らない僕たちは」の原作のキャラは?

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『恋を知らない僕たちは』は、水野美波による人気の少女漫画で、登場人物たちの複雑な恋愛模様が描かれています。以下に主要なキャラクターを紹介します。

 

相原 英二(あいはら えいじ)

  • 主人公であり、幼馴染の汐崎泉に密かに恋心を抱いています。彼は高校2年生で、友人の別所直彦と共に成長していく中で、自身の感情と向き合うことになります。

 

別所 直彦(べっしょ なおひこ)

  • 英二の親友で、泉に告白して付き合うことになります。彼はクールな性格で、英二との友情と恋愛の間で葛藤します。

 

汐崎 泉(しおざき いずみ)

  • 英二の幼馴染で、直彦と付き合うことになる女の子です。彼女は明るく、周囲の人々に好かれる存在ですが、恋愛においては複雑な立場に置かれます。

 

池澤 瑞穂(いけざわ みずほ)

  • 高校1年生で、英二と直彦のクラスメイトです。几帳面でしっかり者な性格で、英二と同じ図書委員を務めています。彼女は太一に好意を寄せていますが、英二との関係にも複雑な感情を抱くようになります。

 

瀬波 太一(せなみ たいち)

  • 高校1年生で軽音楽部に所属しています。明るくノリの良い性格で、瑞穂に片思いしています。彼は友達思いで、周囲の人々を大切にする姿勢が特徴です。

 

藤村 小春(ふじむら こはる)

  • 直彦と同じ高校に通う女子生徒で、一度はタカヒロという男子と付き合っていましたが、その後直彦や英二との関係が絡むことで物語が進展します。彼女は英二との偽装恋愛を通じて、自身の感情や成長を描いています。

 

これらのキャラクターたちは、それぞれ異なる視点から恋愛や友情について悩みながら成長していく姿が描かれています。

この作品では、彼らの複雑な人間関係や感情がリアルに表現されており、多くの読者から共感を得ています。

 

●漫画「恋を知らない僕たちは」1

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■「恋を知らない僕たちは」恋の相関図を徹底解説

 

映画『恋を知らない僕たちは』は、2024年8月23日に公開された青春ラブストーリーで、人気少女コミックを原作としています。

この映画は、6人の高校生たちの複雑な恋愛模様を描いており、以下のような恋の相関図が展開されます。

 

 

この映画では、各キャラクターの恋愛感情が交錯し、友情や誤解が生まれます。

特に、英二と泉、直彦との三角関係や、小春と太一の視点から描かれる恋愛模様が見どころです。

観客はそれぞれのキャラクターの視点から物語を追うことで、共感や感動を得ることができるでしょう。

このような複雑な恋愛相関図は、青春時代特有の悩みや喜びを象徴しています。

 

■映画「恋を知らない僕たちは」ではキスシーンはあるの?(ネタバレあり)

 

映画「恋を知らない僕たちは」にはキスシーンが含まれています。

具体的には、大西流星さんが演じるキャラクター、相原英二には合計で3回のキスシーンがあります。

 

  1. 1回目は、泉(莉子さん)とのシーンで、はっきりとしたキスではなく影の演出が用いられています。
  2. 2回目は、小春(齊藤なぎささん)とのしっかりとしたキスシーンです。
  3. 3回目は、直彦(窪塚愛流くん)とのシーンで、こちらも手で隠れている部分がありますが、キスが行われています。

 

また、窪塚愛流くんのキャラクターも2回のキスシーンがあり、1回目は大西流星くんのキャラクターとのもので、2回目は泉(莉子さん)とのものです。

この映画は青春をテーマにしており、映像美やストーリー展開が評価されています。

特に海のシーンが多く、青春感を強調しています。大西流星さんの演技も注目されており、普段とは違った一面を見せています。

 

■「恋を知らない僕たちは」の泉を嫌いな人と好きな人の理由は?

「恋を知らない僕たちは」に登場するキャラクター泉に対する評価は、読者によって大きく分かれます。

以下に泉を嫌いな人と好きな人の理由を詳しく説明します。

 

泉を嫌いな人の理由

性格の描写

泉の性格や行動が自己中心的であると感じる読者がいます。

特に、英二と直彦との関係において、彼女が二人の間で揺れ動く様子が不快に映ることがあります。

彼女が直彦と付き合うことになった際、英二の気持ちを無視しているように見えるため、彼女に対する反感が生まれることがあります。

 

他キャラとの関係

泉は他のキャラクターとの関係性においても複雑な立場にあります。

特に、小春との関係では、小春が直彦を好きであるにもかかわらず、泉が直彦と付き合うことで小春の気持ちを傷つけているという見方があります。

このような状況から、泉を嫌う読者が増える要因となっています。

 

泉を好きな人の理由

成長と葛藤

泉は物語を通じて成長し、自身の感情や関係性について深く考えるキャラクターです。

彼女が英二や直彦との関係で葛藤しながらも、自分の気持ちを理解しようとする姿勢は、多くの読者に共感を呼びます。

特に、彼女が自分の過去や感情に向き合うシーンは、感情的な深みを与えています。

 

愛される存在

泉はその魅力的な外見や性格から、多くのキャラクターから好意を寄せられています。

特に英二からの想いは強く、彼女がその愛情にどう応えるかという点が物語の重要な要素となっています。

このような愛される存在としての側面が、泉を好きな読者には魅力的に映ります。

 

このように、「恋を知らない僕たちは」の泉は、その性格や行動によって嫌われる一方で、成長や葛藤を通じて愛されるキャラクターでもあります。

読者それぞれの視点によって評価が異なるため、物語全体への理解が深まる要素となっています。

 

■「恋を知らない僕たちは」の評価や口コミは?

「恋を知らない僕たちは」は、青春ラブストーリーとして多くの読者から高い評価を受けています。

特に、キャラクターの複雑な感情や関係性が丁寧に描かれている点が評価されています。

登場人物たちはそれぞれ異なる恋愛感情や葛藤を抱えており、その多様性が物語に深みを与えています。

ストーリー展開についても好評で、恋愛のドロドロした部分や青春特有のもどかしさがリアルに描かれており、読者はその中で自分自身の経験を重ね合わせることができると感じています。

特に、英二と直彦の関係性や、泉との絡みが複雑でありながらも自然に進行する点が好評です。

作画についても、水野美波による絵柄は美しく、キャラクターたちの表情や感情を豊かに表現しているため、視覚的にも楽しめる作品となっています。

一方で、物語の進行が遅いと感じる読者もおり、「動きの少ない退屈なラブコメ」という意見もありますが、その中でもキャラクターたちの内面描写や成長に魅力を感じる人も多いです。

総じて、「恋を知らない僕たちは」は、青春の甘酸っぱさや切なさを巧みに描いた作品であり、多様なキャラクターたちの恋愛模様が楽しめると評価されています。

読者はそれぞれ異なるキャラクターに感情移入しながら、物語の展開を楽しんでいるようです。

 

noteの感想では…

【少女マンガ】水野美波『恋を知らない僕たちは』感想

少女漫画よみたい期に突入しているため、水野美波さんの『恋を知らない僕たちは』(全11巻)を読んでみました。

別冊マーガレットに2017年から21年にかけて連載していた作品のようです。映画化もされているらしいですが当然未見。著者の別のマンガ(『虹色デイズ』など)もまったく読んだことがないホヤホヤの感想です。

 

1巻

少女漫画強化期間
三角関係の波動を感じて一巻を読んでみた。

少女漫画なのに男主人公なのか〜 しかも男子同士の絡みがメイン!
中学2年に見えねぇ〜 男子ガタイいいなぁ
とか思ってたら次の話でいきなり飛んで高校生編に突入してひっくり返った。そういうことかぁ〜!

まだどれだけの広がりと深みをもった物語になるのかは分からないけど、最初の2話の引きはものすごい。完全に虜になった。

そもそもヘテロ幼馴染関係に疎外される男子が主人公……かと思いきや、あっさり告白して付き合ってるのも驚いたし、そうしてもう1人の男子が本当に想いを寄せる先をぼかして宙吊りにして、今度はそちらの視点で物語を始め、W男子主人公モノであることを明かす……という完璧な構成。

BLの可能性も考えたが、そうではない……よね?

誰も彼もが、片想い、嫉妬、心変わり、失恋の不安に晒されて、関係が流動的な「モニョモニョした」物語として成立していく……これぞ少女マンガ! こういうのをたくさん読みたいんだよ!!

続きがたいへん楽しみです。

「少年漫画のなかの女主人公の割合」より「少女漫画のなかの男主人公の割合」のほうがやっぱり大きいのだろうか。

告白したもん勝ち、という恋愛の第一条。

2巻

全巻一気に買った。

うおおおお そういうことか!!!
英二はやっぱり泉のことが好きだった。おそらく、直彦が泉と付き合いだしてからようやく、幼馴染への自分の恋心を自覚したのだろう(三角関係は恋心に先立つ)。

英二がめちゃくちゃ拗らせてるんだな…… 藤村に言った「しつこいくらいに一途な男」は自分のこと……(それを、絶対に気づかれないであろう他人にサラッと言うのがまた拗らせている)

藤村と英二が付き合いだしてめちゃくちゃビビったけど、そういうことか。直彦ー泉カップルのための偽装恋愛。泉がこちらに引っ越してきたのだとすると、まーた関係が拗れるぞ〜〜 泉が直彦以外の男子を好きになる展開とかある?

太一と池澤の関係を応援しては自己満足している英二がはたから見てかなり気持ち悪かったけど、それもこれも、泉に対しての自分の拗らせた恋心をなんとか昇華しようとしてのことだったんだな。

今のところキャラとしては池澤さんが好きだなぁ…… かわいい。

とにかく、片想いする男子を描きたいんだな、この作家は。というのが明確に伝わってくる。

転校してきた泉が太一を好きになったら、片想いの長い円環が完成する…… さすがにないだろうけど。

3巻

泉さんが現時点では魔性すぎてちょっと苦手。これから内面が描かれるのだろうけど。

偽装カップルは根比べだな。先に英二が泉への恋心を認めて直彦から略奪愛しようとするところまで持っていけば、直彦狙いの藤村さんの勝ち。藤村さんが直彦への片想いを諦めれば英二の勝ち。英二が負ける気しかしねぇ

これ…… 英二くんをひたすらいじめ続けるための話?
とか悶えてたら直彦にも嫉妬不安チャンス与えてて草
とにかく恋に悩んでる男子が描きたいんだな

一方で女子たちはみんな自分の恋愛に一直線で爽やかさがある。
池澤さんが可愛すぎる
ディケンズ『二都物語』!!
読書好き同士の恋とかいうロマーンのかたまり

英二と藤村の偽装恋愛がまず直彦にバレるのか……? そして、そこから英二が泉を好きなことまでバレる……??

太一くんはずっとピュアすぎる。そんなバンドマン男子高校生いねーよ!と言いたいくらいには。
でも好きな子の恋愛を応援したがるのは英二と同じだ。

この六角関係、ここからどう動く!?
最終的に、池澤×太一、藤村×直彦、泉×英二に……なるのかなぁ。英二×池澤になった時点で、太一が失恋するので…… 藤村か泉から惚れられない限り。

4巻

マジか…… 英二お前そこでキスしちゃうのか…… 少女マンガだなぁ〜〜
にしても、その後の収集の付け方を見るに、やっぱり異性愛をフリにしまくってなんやかんやで最終的には英二と直彦の男同士の絆を描きたいのか……? 
直彦が殴らずに頭突きしたのはそういうことだよね。かなりBL的にアツい。

藤村さんは、一生懸命に自分に謝る泉などの姿を見て自分がやっていることが恥ずかしくなって反省するの、いい子だな。もっと欲望のままに権謀術数で恋愛やってもいいと私は思います(ドロドロ恋愛劇オタク並感)

直彦と泉のカップルはマジで強固で不動なのか……?
泉もフツーに直彦のことをちゃんと好きないい子っぽいしな……

5巻

太一がフィクショナルなほどピュアな奴すぎて…… 人気はありそうだけど、自分はしょーじきちょっと苦手かも。池澤が好きになって良かったと思える奴でいてくれ、と英二に頭を下げるなんて。むしろキモさがある。利他を突き詰めた結果、利己的にしかなっていないというか。

あとはほぼ丸ごと、泉視点での回想パート(&直彦との対話、和解)だった。
泉さんは…… こうして内面が描かれてみると、やっぱり典型的な少女マンガの女性主人公って感じだ。それなりに天然で、根はどこまでも優しくていい人で、そして複数のイケメンから想いを寄せられる存在……

タッチの差で友達に想い人をもってかれた幼馴染…… もしも英二が先に告白していても、あんまり勝機は見えないけど…… なにせ、ここまで泉がもともと直彦に惚れていたとは思わなかった。両想いじゃないか。

ここから英二が大逆転することある?
直彦ー泉カップルが盤石すぎて不憫だ。

遊び人の元彼と復縁したっぽい藤村さんも心配ですね。。

6巻

池澤さんスパッと自分の恋心を認めて告白しててすげ〜な。。 人生初の告白なのにめっちゃ堂々としている。

野島くん……w お前もそんなに友達のために頑張るのか…… フィクションの男子だな〜〜別にいいんだけど。
「友達ってこういうもんだよなぁ……」←現実では違うと思う
男同士の絆マンガ

英二と藤村は似ている。だからこそ偽装カップルにもなった。英二が片想い拗らせ歴の長い先輩として藤村にマウント取ってて草

人間関係は錯綜しているけれど、根本的にはピュアで善性が通底していて、人を好きになって恋愛するということは、その人(若者)を成長させてゆくものである……というような価値観でキャラクターが駆動している。この多角関係にしてはそんなにドロドロしていない。
だから、六角関係モノとして当然けっこう好みなんだけど、本質的な人間観・恋愛観から来る物語のトーンがあんまり合わない気はしている。

7巻

英二は直彦に洗いざらい打ち明けられてスッキリしただろうけど…… キスまじか……ほんっとこの作品は男同士の関係をメインで描きたいのだということがわかる。もしこれが男女逆で、同じ男を好きになった女同士の関係だったら素直に好きになれたのかなぁ。それってほぼWA2だよなぁ。(でも好きな異性とはあんま関係なくもともと親友だったのが直彦と英二だから、そこは違うか)

英二視点の回想パートは、正直そんなに新規性や意外性もなく、「歳上好き」の振りをし始めた状況と、いかに英二が直彦を信頼して大切に思っていたかが分かったことだけが収穫だったかな。

元彼とまたすぐに別れた藤村さんは……ね、嫌いではないし、ある意味この人がいちばんしっかり恋愛をやっている気はする。かといって好きにもなれないが。

8巻

英二の泉への幼馴染片想いはこれで昇華され切ってしまったのか…… なんか寂しいな。
藤村と英二が最終的にくっ付くのかなー…… なら、直彦泉カップルはそのままに、太一池澤がめでたく成就して大団円だな!

女子3人たちの話し合い……での、泉と藤村の口論?は終始なにやってんだこいつら感。けっきょくいちばん身勝手な感じの藤村でさえも純真でいい子なんだよなー。泉は言わずもがな。そこが好みじゃない。
これで2人が友達になるの意味わからんな……
この作品で描かれる男子の友情も女子の友情もリアリティを感じられない。空想上のそれ、としか思えない。

杉くんとかいう雑な迷惑モブ男を呼び出しての新展開も意味わからん。高校入試で受験票を拾ってもらった恩から太一には頭が上がらないのとか、テキトー設定すぎる。
学校で常に泉が藤村のボディガードしてなきゃいけないと思うのも理解に苦しむ。太一のいる軽音部に藤村が体験入部するフリをするのも。。

9巻

この巻でよくやく物語の着地点(カップリング組み合わせ)が見えてきた。やっぱりそうなるか。いちおう解釈一致

初めは直彦と英二のW男子主人公モノかと思ったけど、言うほどそうではなく、むしろ女子側の主人公として藤村小春を挙げたほうが適切だった。
色々と片想いしたり迷走したり迷惑かけたり苦悩したりした2人が、ここにきてようやく両想いになる。
初めは完全な偽装カップルだったのが、関係解消後に今度は本当の恋人として付き合うことになるやつ、みんな好きだもんね。

保健室のベッドでキスした時は英二お前ってやつはほんと…… と呆れたが、「どちらからしたのか互いに曖昧で確定しないキス」ってのもみんな好き要素だよね。それで互いに自分からしてしまったのだと謝る展開。

藤村さん、幸せになってほしいとは思うけど、やっぱり自分の恋愛において自分勝手なところをちゃんと「反省」して自己嫌悪出来てしまえる、というのが残念。けっきょく純心で善人。個人的にはもっとエゴイスティックなほうが恋愛多角関係劇は面白くなると思っているので。。
この作品でのキャラクターの塩梅は、より「いい人」寄りだということ。こればっかりは仕方ない。

でもなぁ〜 恋愛において、他人に「遠慮」するという要素がデカすぎるんだよな、この作品は。そりゃもちろん、多角関係モノの重要な一要素であるとは思うけど…… どいつもこいつもそれに頭を悩ませていて、もっと自分の欲望に素直になれよ!!とむしゃくしゃする。いい子ちゃんじゃなくてよぉ!!!
もっとドロドロしてくれたほうがいいんだろうな。同性間での口論やケンカも、実際にはまったくバチバチしておらず、むしろ互いのことを大切にしているからこそ表面上で発生しているだけ。もっと本当に亀裂が走ってほしい。絶縁とか。みんな聖人なのでつまらない。

さて、あとは太一と池澤さんが結ばれれば終わりかぁ。このカップルが一番人気そうだな……

10巻

お〜〜 さすがにキュンキュンしました……
だいぶ前の“一途な男”発言を引いてきての「まぁ俺なんだけど」とか、いいですね。
藤村さん、英二、お幸せに……

にしても、キャラのモノローグが複数ページに渡って場面転換を含んで続くときに、その語り手が最初と最後で替わっているように読めるものがときどきあって、「意識の流れ」みたいなことしてる〜〜!と笑ってしまった。

池澤さんが失恋してようやく泣けたのも良かったです。太一の胸で泣くのはさすがに次の(最後の)恋まっしぐら過ぎてアレだけど。ひとりで泣いてくれてたらなお良かった。

めちゃくちゃどうでもいいんだけど、英二と小春のキャラデザの既視感が、『プロセカ』のビビバスの彰人とこはねだったとようやく気付いた。こはねと小春とか性格は全然違うけど。

11巻

うおおおおお  最終巻になってからいきなりゲロ甘ラブラブ展開になっとるやないかい!! こんなん悶えるわ!!!

最終話で太一のライブ中の告白シーンを描かなかったのは尺の問題か、それとも英二と小春のカップル以外に焦点を当て過ぎないようにするためか。 見たかったな〜池澤さんの返事も含めて。。

 

感想まとめ

えー…… 一巻の当初(中学生編)は幼馴染三角関係モノだと思っていたけれど、むしろそこで成就した直彦ー泉カップルは盤石過ぎて逆に存在感が薄く、直彦にも泉にも好感をあんまり持てないまま終わってしまった。

最後まで読んでみれば、主人公は英二ひとりなのだろう。そこに、女子側のメインとして藤村小春さんがいて、2番手として池澤さんがいる。

小春英二カップルはなんやかんやすごくしっくりくるし、素直にお幸せに〜と思える。いろいろと紆余曲折して苦悩してきた2人だから……。

太一くんは女性人気ありそうだけど、個人的にはフィクショナル男子すぎてどうもまともに受け取れない。
池澤さんもフィクショナル女子なのかもしれんけど、ダントツでいちばん好きなキャラでした。

基本的に4人が片想い状態の六角関係モノということで、その建て付けはひじょーに自分好みなんだけど、いざ読んでみると、人間観というか、キャラ造形のトーンが微妙に合わないと感じた。もっとドロドロして欲しかった。みんななんやかんやで友達想いで、利他精神や自己犠牲精神に溢れている。聖人君子ばかり。恋愛なんて、特に高校生の恋愛なんて、もっとエゴイスティックでええんやで、と思う。そういう物語が読みたかった。

だから、この作品はそういう意味での「理想」の高校生たちの恋愛模様を描いているんだろうと思う。

現実はこんなに純情で他人想いな人間ばかりではないけど、だからこそフィクションではこういう爽やかな青春を描いているんだね。

男友達の友情関係もメイン級に描かれている。セクシズムであることは前提の上で、「女性の理想の男同士の関係」だなぁと感じる。

それが悪いわけではないが……

男同士のキスを「呪い」として用いるなど、ヘテロ中心主義のなかの「男同士の絆」だなぁと思う。ただ、それは現実のホモソーシャルともだいぶ違う。少女マンガの中にしかない、それ、だった。

『恋を知らない僕たちは』というけれど、私がこの漫画を読んでいていちばん引っかかったのは、そうした(主に同性間の)友情の描かれ方だったので、自分の中では「(リアルな)友情を知らない僕たちは」だった。

いろいろ文句?言ったけど、多角関係モノなのでやっぱりそれなりには好きだし、続きが気になって一気読みしてしまうくらい面白かった。

画も常にキレーですげぇなぁと思う。手抜きというものが一切ない。それが逆に単調さを醸し出している感じもするけど…… とにかく絵を描くのが好きなんだろうな、と思う。

あと、ずっと思ってたけど、例えば直彦が陸上部なのにそういう描写がほとんど無く、高校生活の中でもめちゃくちゃ偏った面しか描いてない話だとは思う。

恋愛模様以外に興味が無さすぎるというか、恋愛模様を描くために必要なものしか描いていないというべきか。

それ故に、リアルな高校生活っぽさはかなり薄い。つくづく夢想=フィクションの恋物語でした。

少女マンガをまたひとつ読めて良かったです。

 

 ※こちらを参考にしています。

https://note.com/kksk/n/nea31c8364cc5

 

 

 

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